【第4回】香りと色はどう生まれる? ~紅茶のアロマ&カラー講座~

【第4回】香りと色はどう生まれる? ~紅茶のアロマ&カラー講座~

「ティーカップを近づけた瞬間、ふわっと広がる香り――」
紅茶好きなら、あのひとときがたまらないですよね。
実は、紅茶の香りや美しい色合いは科学の贈り物。
数百種類の香気成分と、発酵による“色のマジック”が生み出しているんです。


◆ 紅茶の「香り」はこうして生まれる

紅茶の香りの成分は、なんと300種類以上
花のような香り、果実やハチミツを思わせる香り、焼きたてのパンや麦芽のような甘い香り――
そのどれもが、茶葉の育つ場所・品種・製法によって少しずつ違います。

たとえば――

  • ダージリンは「マスカテルフレーバー」と呼ばれる、
    ぶどうや熟した果物のような、どこかエレガントな香りが特徴。
    世界中で“紅茶のシャンパン”と称される理由です。

  • アッサムは、コクのある甘さとともに、“モルティ”と表現される
    焼き立てパンや穀物のような香ばしさ。ミルクティーにぴったりです。

  • ニルギリは、柑橘や花を思わせるさわやかさ。
    ストレートで飲むと、軽やかに心をリセットしてくれる香りです。

こうした香りは、製造工程で茶葉の中の酵素が働いて生まれます。
発酵や乾燥のタイミング、火入れ(加熱)の工夫によっても、香りの“個性”が生まれるんです。


◆ 美しい紅茶色の正体

紅茶のあの“赤褐色”や“オレンジ色”――
実は、テアフラビンやジアルビジンといったポリフェノールが
発酵(酵素的酸化)によって“変身”した証しです。

  • ダージリンはやや淡いオレンジ色。繊細な香りと共に、光に透かすとキラキラと輝きます。

  • アッサムは濃い赤褐色で、力強いコクを感じさせます。

  • ニルギリは澄んだ明るい紅色。さっぱりした口当たりと相まって、どんなシーンにも寄り添います。

紅茶の色は、味や香りと同じく、その日の気分を彩ってくれる“アクセサリー”のような存在。
ティーカップを持ち上げて、まずは目で、次に香りで、
最後にゆっくりと味わう――そんな五感のフルコースをぜひ楽しんでみてください。


◆ あなたの「推し香り・推しカラー」は?

忙しい日常の中で、「今日はどんな紅茶を選ぼう?」
そんなひとときに、

  • 「すっきりしたい日はニルギリ」

  • 「癒されたい日はダージリン」

  • 「自分を甘やかしたい夜はアッサムでミルクティー」

と、香りや色で“今の自分”を感じるのも素敵です。

実際、紅茶の香りは気分や記憶とも深く結びついているといわれます。
おいしさだけでなく、「癒し」や「自分らしさ」の発見にも紅茶はぴったり。


◆ まとめ

紅茶の香りと色――それは、自然と人の手が生み出す“芸術”です。
あなたの毎日に、好きな香りと美しい色の一杯を。
明日がちょっといい日になる、そんな予感と一緒に、ぜひティータイムをお楽しみください。

 

(次回は「紅茶は健康飲料?ミネラル・ビタミン・抗酸化パワー」をお届けします。お楽しみに!)

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