「紅茶って、ただの茶色いお湯じゃないの?」
…そう思っていた頃が、私にもありました。
でも実は、紅茶は“化学の宝箱”。
一杯の紅茶の中には、思っている以上にたくさんの成分がギュッと詰まっているんです。
例えば、
・渋みやコクを生み出す「ポリフェノール」
・目覚めを助ける「カフェイン」
・穏やかな気分をもたらす「テアニン」
・ふわっと広がる「香り成分」
・さらにはカリウムやマグネシウムなどのミネラルも!
私たちがティーカップにそっと注いだ紅茶、そのきらめく赤色や香り、そして口に含んだときの“ほっ”とする感覚。
これらすべてが、自然がくれた小さな成分たちの“チームプレー”によって生まれています。
紅茶の歴史は長く、古代中国からヨーロッパ、そして日本へと受け継がれてきました。
もともとは薬として飲まれていたともいわれていますが、時代が進むにつれて“癒し”や“おしゃれ”の象徴に。
最近では健康飲料としても注目され、日常のささやかなご褒美タイムに欠かせない存在になっています。
さて、そんな紅茶の中身、もっとじっくり知ってみたくありませんか?
これから数回にわたって、
・おいしさの秘密(ポリフェノール)
・紅茶で“ほっと”する理由(カフェイン&テアニン)
・紅茶の香りと色の不思議
・健康飲料としての紅茶
など、身近だけど意外と知らない「紅茶の世界」をご案内します。
「そうだったんだ!」という発見があれば、ぜひ明日誰かに話してみてください。
あなたの毎日のティータイムが、きっともっと素敵なものになりますように。
(次回は「紅茶のおいしさの正体~ポリフェノール編~」。お楽しみに!)