紅茶風呂ってご存じですか?
その名の通り、紅茶のお風呂です。
「紅茶をお風呂に使うなんてもったいない」と感じる方も多いと思いますが、実はたくさんの嬉しい効果があり、ひそかに注目を集めています。
紅茶風呂の魅力と効果
1. 美肌効果
紅茶には抗酸化作用を持つポリフェノールが豊富に含まれており、肌の老化を防ぎ、若々しい肌を保つ助けをしてくれます。また、ビタミンCやビタミンEも含まれており、肌をしっとりと保ち、健康的な輝きを与えてくれます。さらに、紅茶に含まれるタンニンには、肌を引き締める効果もあります。毛穴を引き締め、肌の調子を整えて白い肌を保ち、美肌効果が期待されます。また、タンニンには、肌の炎症を抑える効果もあり、日焼けした肌のほてり、ヒリヒリした痛みを和らげてくれるだけでなく、日焼けによるシミを防ぐ効果も期待できます。
2. リラックス効果
紅茶の香りにはリラックス効果があり、アールグレイなど、香りがついた紅茶(フレーバーティー)を使った紅茶風呂はストレス解消や疲労回復、安眠効果が期待できます。
3. 髪の毛、頭皮のケア
紅茶には、システイン、メチオニンといった、髪の毛に大切な成分が含まれており、これらが髪の毛をサラサラ、ツヤツヤにしてくれます。さらには頭皮の血行も良くしてくれるので、抜け毛や白髪対策にも効果的です。また、タンニンは髪の内部のすき間に入り込んで、傷んだ部分を修復する効果があります。美容院でも、タンニンを配合したパーマ液やトリートメントが使用されているなど、髪の毛に嬉しい効果がたくさんあります。
4. 体臭予防
紅茶に含まれるテアフラビンは抗酸化力を持つ成分で、水虫の原因でもある白癬菌にも効果が認められています。さらに、紅茶に含まれるタンニンには、消臭効果があることも知られており、汗ばんだワキの臭いや、足の臭いなどを消してくれます。
まずは効果を体感してみたいという方は、お手軽な「紅茶足湯」を試してみることもおすすめです。濃い目の紅茶を作り、それを洗面器に入れ、熱くない程度に水を加えて調節したら、あとは足を浸してリラックスしましょう。
紅茶風呂の作り方
- 浴槽にお湯(38℃~40℃ぐらいの温度がおすすめ)をはります。
- お好みの紅茶(ティーバッグなら2~3個、茶葉なら大さじ2~3杯)を用意します。
- ティーバッグの場合はそのまま、茶葉の場合はガーゼやお茶パックに茶葉を入れておきます。
- 紅茶を5分~10分程度、お風呂のお湯に浸します。
※飲み終えたティーバッグを使う場合は、ティーバッグの数を多めにすると、効果が得られやすいです。
紅茶風呂の注意点
- 紅茶にアレルギーがある方は控えてください。また、肌に赤みやかゆみが生じた場合は洗い流して使用を中止してください。
- お湯の温度が高すぎると紅茶の成分が破壊される可能性があります。38℃~40℃ぐらいの温度がおすすめです。
- 紅茶風呂はリラックス効果が高いため、ついつい長時間浸かりがちですが、長時間の入浴は、逆に体に負担をかけてしまう可能性があるので注意してください。
- 紅茶風呂をした後は、すぐに浴槽を掃除してください。ほっておくと、紅茶の茶渋の色素が浴槽に付着する可能性があります。また、紅茶風呂の残り湯を洗濯に使用する事は控えてください。洗濯物に色が付く可能性があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
紅茶風呂は、香りが良いだけでなく、美容効果や消臭効果といった嬉しい効果も期待できます。
紅茶は飲んでもよし、使ってもよしな万能アイテムです!
この機会にぜひ、紅茶の魅力に触れてみてください!